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VPS: インターネット接続トラブルシューティング

このガイドは、以下の製品を使用して作成されました:

(詳細はプロバイダーごとの製品によって異なる場合がありますが、基本的な概念は同じです)

はじめに

インターネット接続が途切れたり不安定になる原因は、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、DNSサーバー、ファイアウォール設定の誤りなど様々です。このガイドでは、ネットワークの問題をトラブルシュートし解決する方法を解説します。

Windows VPSのインターネット接続問題を解決する方法

Windows VPSのインターネット接続問題を解決する方法

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インターネットなしでも使えるVNCアクセス

RDP(リモートデスクトップ)でサーバーに接続できない場合は、当社ウェブサイトのVNC(Virtual Network Computing)コンソールを使う方法があります。

この方法ならインターネット接続がなくてもサーバーにアクセスして問題を解決可能です。サーバーのウェブインターフェースの ツール -> VNCコンソール セクションからアクセスできます。

このページで Open Web Client ボタンを押し、普段使っている認証情報でログインすればコンソールが起動します。

トラブルシューティング手順

IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ設定の確認

まずはサーバーのネットワークアダプターの設定が正しいか確認しましょう。IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイが正しく設定されている必要があります。

サーバーのウェブインターフェースの 設定 -> IPアドレス セクションにアクセスし、現在レンタル中のIPアドレスを確認します。

問題がある場合はRDPかVNCコンソールでサーバーにアクセスし、Windowsのネットワークアダプター設定を開きます:

設定 -> ネットワークとインターネット -> アダプターのオプションを変更する -> ネットワークアダプター

リストから インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4) を選択し、プロパティをクリック。

アダプターの設定方法

アダプターの情報を以下のように設定されているか確認してください:

  • IPアドレス:ウェブインターフェースの IPアドレス ページにあるIPアドレスと同じもの
  • サブネットマスク:通常は 255.255.255.0(当社のネットワークはクラスCを使用)
  • デフォルトゲートウェイ:IPアドレスの最後のオクテット(.xxx)を .1 に置き換えたもの

設定例

備考

これは理解を助けるためのです。必ずご自身のサーバーのIPアドレスに置き換えてください。

IPアドレスが 185.223.28.163 の場合、設定は以下のようになります:

設定項目
IPアドレス185.223.28.163
サブネットマスク255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ185.223.28.1

設定が終わったら OK を押して変更を適用。トラブルシューティング完了のためにサーバーの再起動をおすすめします。

DNSサーバー設定の確認

インターネット接続問題が続く場合は、DNSサーバーの設定も見直しましょう。DNSサーバーの値が空欄だったり間違っている場合は、信頼できるDNSサーバーに置き換えます。

GoogleかCloudflareのDNSサーバーを使うのがおすすめ。どちらも広く使われていて信頼性抜群です。

DNSプロバイダーDNSサーバーの値
Google優先:8.8.8.8 / 代替:8.8.4.4
Cloudflare優先:1.1.1.1 / 代替:1.0.0.1

設定が終わったら再度 OK を押して変更を適用。こちらもサーバーの再起動を推奨します。

Hint

サーバーのコマンドプロンプト(cmd.exe)で以下のコマンドを実行すると、DNSサーバーを簡単に設定できます:

powershell “Get-NetAdapter | Get-NetIPAddress | ForEach-Object { netsh interface ip set dns name=”$($_.InterfaceAlias)“ static 8.8.8.8; netsh interface ip add dns name=”$($_.InterfaceAlias)“ 1.1.1.1 index=2 }”

ファイアウォール設定の確認

最後にWindowsファイアウォールの設定をチェックしましょう。

一時的にWindowsファイアウォールを無効化して問題が解決するか試すのがおすすめです。Windowsの検索で Windows Defender ファイアウォールの設定 を開き、左側の Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化 を選択。

ファイアウォールを無効にして問題が解決した場合、ファイアウォールの設定ミスが原因の可能性が高いです。

ファイアウォールの対処法は問題によって異なります。ファイアウォールルールの管理に関しては、当社のポートフォワーディング(ファイアウォール)ガイドも参考にしてください。

ネットワーク設定のリセット

VPSのウェブインターフェース管理画面の設定ページにある ネットワーク設定をリセット ボタンを押すと、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、DNSサーバーの設定を初期状態に戻せます。

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まとめ

すべての手順を実施すれば、通常通りインターネット接続が復旧しているはずです。もし問題が解決しない場合や質問があれば、いつでもサポートチームに気軽にお問い合わせくださいね!毎日対応しています 🙂