VPS: LinuxでJoplinをセットアップ
はじめに
Joplinはオープンソースのノート&ToDoアプリで、Markdownベースのノートを検索可能なノートブックに整理し、複数デバイス間で同期できます。エンドツーエンドの暗号化、ウェブクリッパー、クロスプラットフォーム同期を備え、プライバシー重視で柔軟かつデータを完全にコントロールしたいユーザーにピッタリ!
自分でこのサービスをホスティングしたい?セットアップから設定まで、必要なポイントを全部わかりやすく解説します。
このアプリはグラフィカルユーザーインターフェースを持つLinux環境でのみインストール・使用可能です。ここではUbuntu Desktop 25.04を例にしています。
前提条件
Joplinをインストールする前に、スムーズな導入と最適なパフォーマンスのためにホスティング環境が以下の要件を満たしているか確認しましょう。
ハードウェア | 最低限 | ZAP-Hosting推奨 |
---|---|---|
CPU | 1 vCPUコア | 4 vCPUコア |
RAM | 2 GB | 4 GB |
ディスク容量 | 250 MB | 250 MB |
ソフトウェアは必要な依存関係がすべてインストールされていること、対応OS上で動作していることが必須です。インストール前に以下をチェックしてください:
依存関係: Libfuse2
OS: デスクトップ対応のLinux
依存関係が揃い、正しいOSバージョンを使っていることを確認し、Joplinのインストール時の互換性トラブルを防ぎましょう。
準備
Joplinのセットアップ前に、システムの準備をしましょう。OSの最新化や必要な依存関係のインストールを行い、安定した環境を整えることで、インストール中や後のトラブルを防ぎます。
システムのアップデート
最新のソフトウェアとセキュリティパッチを適用するため、まずはシステムのアップデートを行います。以下のコマンドを実行してください:
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
これで最新の状態にしてから次のステップに進めます。
依存関係のインストール
アップデートが終わったら、依存関係のインストールに進みます。
Libfuse2
JoplinにはLibfuse2が必要です。以下のコマンドでインストールしましょう:
sudo apt install -y libfuse2
インストール
要件を満たし準備が整ったら、Joplinのインストールを開始します。以下のコマンドを実行してください:
wget -O - https://raw.githubusercontent.com/laurent22/joplin/dev/Joplin_install_and_update.sh | bash
公式のインストールスクリプトがJoplinをダウンロード&インストールします。完了まで待てば、そのまますぐにアプリを起動できます。
設定
Joplinをインストールしたら、基本設定を行い自分の使い方に合わせましょう。設定は設定メニューからアクセスできます。
同期 JoplinはNextcloud、Dropbox、OneDrive、WebDAVなど複数の同期先に対応。好きなサービスを「同期」設定で選び、認証情報を入力すれば、デバイス間でノートを最新に保てます。
暗号化 同期ノートを安全にするため、「暗号化」設定でエンドツーエンド暗号化を有効にしましょう。キーが生成され、ノートにアクセスするすべてのデバイスで設定が必要です。
エディター&外観 JoplinはMarkdownでノートを作成。プレビューの自動表示やフォントの種類・サイズは「エディター」設定で調整可能です。
プラグイン&拡張機能 内蔵プラグインマネージャーで、図表サポートやカレンダー連携、高度なタグ管理などの追加機能をインストールできます。
ウェブクリッパー オプションで「Joplin Web Clipper」ブラウザ拡張を有効にすれば、ウェブページや選択部分を直接ノートとして保存可能。
これらの基本設定で、タスク管理やプロジェクトドキュメント、個人の知識ベースなど多彩な用途にJoplinを活用できます。
まとめと追加リソース
おめでとう!これでVPSにJoplinを無事インストール&設定できました。さらに役立つ情報やサポートが欲しい場合は、以下のリソースもチェックしてみてください。
- Joplinapp.org - 公式サイト
- Joplinapp.org/help/ - Joplinヘルプセンター
ここにない質問や困ったことがあれば、いつでもサポートチームに連絡してくださいね。毎日対応してるので安心してどうぞ!🙂