ゲームサーバーログイントークンの使い方
❓ GSLトークンって何?
Gameserver Login Tokens(GSLT)は、Steamがセキュリティ対策として導入した仕組みです。特定のSteamゲーム(主にSource系ゲーム)のゲームサーバーを運営するには、このトークンを発行する必要があります。
❓ GSLトークンの目的は?
過去にValveはゲームサーバーのホスティングに関するルールを変更しましたが、すべてのゲームサーバー運営者がそれに従っていたわけではありません。その結果、ゲームサーバーのIPアドレスがBANされる事態が起きました。
しかし、この方法は新しいIPアドレスに変えれば簡単に回避できてしまい、ゲームサーバープロバイダーにとっても大きな問題でした。なぜなら、IPアドレスをBANすると他のユーザーにも影響が及ぶことが多かったからです。
そこで、このシステムが導入され、IPではなくトークンをBANし、そのトークンに紐づくSteamアカウントをゲームサーバー運営からブロックする仕組みになりました。
➕ トークンの作成方法
ゲームサーバーログイントークンを作成するには、Steamのウェブサイトにログインしている必要があります。トークンはここで作成可能です:Steam Game Server Account Management
アクセスすると、App IDとメモ(任意の名前)を入力するよう求められます。App IDはゲームによって異なります。以下に主要なApp IDをまとめました:
ゲーム名 | App ID |
---|---|
Counter-Strike: Global Offensive | 730 |
Counter-Strike: Source | 240 |
Team Fortress 2 | 440 |
Garrys Mod | 4000 |
GSLトークンはコントロールパネルの設定画面で指定できます。
この設定を行いサーバーを再起動すると、サーバーはパブリックサーバーリストに表示されるようになります。
⁉ よくある質問
GSLトークンの前提条件は?
SteamアカウントにコミュニティBANなどの制限がないことが必要です。また、有効な電話番号がSteamアカウントに登録されている必要があります。
1つのGSLトークンを複数のサーバーで使えますか?
ゲームサーバーごとに個別のトークンが必要です。
GSLトークンがBANされる原因は?
特にCS:GOのゲームサーバーでは、使用禁止のプラグインがあります。公式リストは公開されていませんが、プレイヤーのインベントリ(武器スキン)、ランクなどを変更するプラグインが含まれます。
GSLトークンがBANされたらどうなる?
トークンがBANされると、そのアカウントと紐づくすべてのトークンもBANされます。つまり、そのゲームサーバーはパブリックにアクセスできなくなり、今後そのアカウントでのゲームサーバー運営もできなくなります。ただし、Steamアカウント自体はゲームプレイに使い続けられ、これ以上のペナルティはありません。