RedM: RCON
はじめに
RCON(リモートコンソール)は、ゲームサーバーをリモートで操作するためのネットワークプロトコルです。サーバー環境に直接アクセスせずにコンソール操作ができるため、管理コマンドの実行や設定パラメータの調整、サーバーステータスの取得が可能になります。
RedMでは、RCONを使ってプレイヤー管理やゲームプレイ設定の変更、診断情報の取得などのサーバー側コマンドを実行します。接続はパスワードで保護され、指定されたポートを通じて対応するRCONクライアントからアクセスできます。
RCONの最大のメリットは、プレイヤーとしてゲームに接続しなくてもサーバー管理ができることです。サーバー管理者は外部ツールやコマンドライン、ウェブダッシュボードからRedMを監視・操作できるので、リモート運用にとても便利で柔軟です。
設定方法
RCONを使うには、まず有効化と設定が必要です。これはtxAdminのゲームサーバー管理画面内のCFGエディターで行います。以下の行が設定ファイルに追加または調整されていることを確認してください:
ensure rconlog
set rcon_password "your-secure-password"
RCON接続方法
RedMサーバーにRCONで接続するには、Windows用ツールのIceConを使います。ダウンロードはGitHubリポジトリから可能です。ツールをPCにインストールしたら、以下の情報で新規接続を作成します:
- サーバーのIPアドレス
- ゲームポート
- RCONパスワード
接続が成功すると、IceConのGUIからRedMサーバーにRCONコマンドを送信できます。標準的なRCONコマンドを実行でき、リアルタイムでコマンドのフィードバックも確認可能です。
IceConには以下の便利機能もあります:
- コマンド履歴とオートコンプリート
- サーバーログビューア
- カスタムコマンドボタン
- 複数サーバー管理用の接続プロファイル
RCONコマンド一覧
RCON接続後は、RedMサーバー上で様々な管理・診断コマンドが実行できます。利用可能なコマンドはゲームエンジンによりますが、一般的にはプレイヤー管理や状態確認、サーバー制御に関するものが多いです。
コマンド | 説明 |
---|---|
say <message> | チャットで全プレイヤーにメッセージを送信 |
start <resource-name> | 指定したサーバーリソースを起動 |
stop <resource-name> | 指定したサーバーリソースを停止 |
restart <resource-name> | 指定したサーバーリソースを再起動 |
ensure <resource-name> | リソースが起動していなければ起動 |
refresh | リソースディレクトリから全リソースをリロード |
clear | サーバーコンソールの出力をクリア |
crash | サーバーを強制クラッシュ(デバッグ用) |
quit | サーバーを正常にシャットダウン |
まとめ
RCONはRedMゲームサーバーのリモート管理に欠かせないツールです。管理機能へ素早く直接アクセスでき、パスワード認証によるアクセス制御も備えています。安全かつ適切な設定を行うことで、サーバーの安定稼働と不正アクセス防止が可能です。
質問やサポートが必要な場合は、いつでもお気軽にサポートチームまでご連絡くださいね!🙂