ドメイン:ゲームサーバー転送の設定
はじめに
ドメイン全体を転送するか、サブドメインだけをゲームサーバーに転送することができます。これにより、数字だけの複雑なIPアドレスを覚える必要がなく、ドメイン名でゲームサーバーに接続できるようになります。このガイドでは、DNSレコードを使ってドメインをゲームサーバーに転送する方法を解説します。
DNSエントリーの変更が反映されるまで最大24時間かかることがありますのでご注意ください!
機能説明
IPアドレスを転送するには、サブドメインを作成してゲームサーバーのIPアドレスに転送するか、サブドメインなしでドメイン全体を転送します。ゲームサーバーがゲームのデフォルトポートを使っている場合はこれで十分です。もしデフォルトポート以外を使っている場合は、サブドメインをゲームサーバーに転送するために追加のSRVエントリーが必要です。
すべてのゲームがSRVエントリーによるドメインからゲームポートへの転送をサポートしているわけではないので、事前にゲームがSRVエントリーに対応しているか確認してください。
SRVサービス
サービス名はゲームによって異なり、必ずアンダースコアから始まります。例えば、Minecraftゲームサーバーのサービス名は常に_minecraft、FiveMゲームサーバーは_cfxです。
SRVプロトコル
接続に使うインターネットプロトコルを指定します。ここではUDPとTCPが選べます。どちらを使うかはゲームによって異なり、プロトコル名も必ずアンダースコアから始まり、_udpか_tcpになります。
準備
サブドメインを作らずにドメインをゲームサーバーに転送するには、まずダッシュボードでドメインを開き、左メニューからDNS管理を開きます。
ここでドメインの既存DNSエントリーをすべて確認できます。
ドメイン転送(Minecraft)
まず転送したいMinecraftサーバーのIPとポートを調べます。この情報をもとに以下の手順を進めます。
例として、ドメイン名を testserver-domain.de、サーバーIPを 123.123.123.123、ポートを 25500 とします。
Aレコードの作成
新しいレコードを作成するには、新規エントリーボタンを使います。
4つの入力欄があるウィンドウが開きます:
名前は転送先のIPに紐づくメインまたはサブドメイン名で、自由に決められます。タイプはこの段階ではAのままにします。値には先ほど調べたMinecraftサーバーのIPを入力します。例はこんな感じです。
保存すると、このように表示されます:
SRVレコードの作成
次にSRVレコードを作成します。これはデフォルトポート以外を使う場合のポート転送に必要です。 再度新規エントリーボタンをクリック。
名前にはプロトコルと接続ドメインを入力します。ここで入力したドメイン名が後でサーバー接続時に使われます。タイプはドロップダウンメニューからSRVを選択。
値には3つの値を入れます。まず優先度(通常は0でOK)、次にゲームサーバーのポート(例では 25500)、最後に先ほど作成したAレコードのドメイン名です。
例はこんな感じ:
トラブルシューティング&結果
エントリーの最後には必ずドットを付けてください。ドットがないとシステムがドメインを自動で付加しようとしてしまいます。
この注意を守らないと、minecraft.testserver-domain.de が minecraft.testserver-domain.de.testserver-domain.de にリダイレクトされて失敗します。
ドメイン転送(FiveM)
まず転送したいFiveMサーバーのIPとポートを調べます。この情報をもとに以下の手順を進めます。
例として、ドメイン名を testserver-domain.de、サーバーIPを 123.123.123.123、ポートを 30300 とします。
Aレコードの作成
新しいレコードを作成するには、新規エントリーボタンを使います。
4つの入力欄があるウィンドウが開きます:
名前は転送先のIPに紐づくメインまたはサブドメイン名で、自由に決められます。タイプはこの段階ではAのままにします。値には先ほど調べたFiveMサーバーのIPを入力します。例はこんな感じです。
保存すると、このように表示されます:
SRVレコードの作成
次にSRVレコードを作成します。これはデフォルトポート以外を使う場合のポート転送に必要です。 再度新規エントリーボタンをクリック。
名前にはプロトコルと接続ドメインを入力します。ここで入力したドメイン名が後でサーバー接続時に使われます。タイプはドロップダウンメニューからSRVを選択。
値には3つの値を入れます。まず優先度(通常は0でOK)、次にゲームサーバーのポート(例では 30300)、最後に先ほど作成したAレコードのドメイン名です。
例はこんな感じ:
トラブルシューティング&結果
エントリーの最後には必ずドットを付けてください。ドットがないとシステムがドメインを自動で付加しようとしてしまいます。
この注意を守らないと、fivem.testserver-domain.de が fivem.testserver-domain.de.testserver-domain.de にリダイレクトされて失敗します。