専用サーバー:アクセス復旧
はじめに
こんなことはすぐに起こり得ます… Windowsサーバーにログインしようとしたら、パスワードが受け付けられなくなった、または単純に忘れてしまった。突然ロックアウトされてしまい、大事なデータやアプリへのアクセスができなくなります。これは確かにイライラしますが、決して終わりではありません。以下の手順に従えば、Windows専用サーバーへのアクセスを取り戻し、作業を最小限の中断で続けられます。
準備
管理者アカウントのアクセスリセットは、WindowsのISOファイルを使って行います。つまり、WindowsサーバーOSのインストール時に使ったのと同じISOファイルを使用します。
このステップは、初回インストール または ISO から実施可能です。使った方法に応じて、元々使用したISOファイルを選択または指定してください。
ISOをマウントし、システムを再起動します。次回起動時にWindowsのインストール画面が再び表示されるはずです。画面はこんな感じになります:
アクセス復旧
ここから管理者アカウントのアクセスリセットを行います。セットアップの最初のステップをもう一度進めますが、インストール開始まで進んだら、コンピューターの修復を選択してください。
これで詳細オプションが開きます。トラブルシューティングをクリックし、次にコマンドプロンプトを選択します。これでコマンドプロンプト(cmd.exe)が開きます。
以下のコマンドをコマンドプロンプトで1つずつ実行してください:
d:
cd Windows
cd System32
move utilman.exe utilman.exe.bak
copy cmd.exe utilman.exe
net user administrator /active:yes
shutdown -r -t 0
iLOのHTMLコンソールのキーボード配列はあなたの環境と異なる場合があり、特定の記号が違うキーに割り当てられていることがあります。コマンド実行時はこの点に注意してください。
サーバーが再起動したら、ログイン画面で Win+U キーを押してください。コマンドプロンプトが開くので、以下を入力します:
net user Administrator YourNewPassword
exit
これでパスワードが変更されました。ただし、Utilmanファイルの変更は元に戻す必要があります。サーバーを再起動し、再度以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してください:
d:
cd Windows
cd System32
del utilman.exe
ren utilman.exe.bak utilman.exe
shutdown -r -t 0
まとめ
この手順を完了すれば、管理者ユーザーの新しいパスワードが設定されているはずです。これを使ってリモートデスクトップ接続から再ログインできます。