専用サーバー:Windowsサーバーでのユーザー管理
はじめに
Windows OSには標準でユーザー管理機能があり、追加ユーザーの管理が簡単にできます。個別ユーザーを使うメリットには、各自の資格情報で最大2人まで同時にリモートデスクトップアクセスが可能、個別のデスクトップやファイルアクセス、シンプルな権限管理システムなどがあります。このガイドでは、Windowsサーバー上でのユーザー管理の手順を解説します。
準備
まずはRDPでWindowsサーバーに接続しましょう。接続方法がわからない場合は、初回アクセス(RDP)ガイドを参考にしてください。
Windowsサーバーにログインする際は、Administratorユーザーまたは管理者権限を持つユーザーを使ってください。そうしないとユーザー管理ができません。
Windowsサーバーで作成した各ユーザーは、自分の資格情報でリモートデスクトップ接続が可能です。また、ユーザーごとに独立したデスクトップ、ファイル、プログラム環境が用意され、管理者権限を持つユーザーのみが他ユーザーの環境を閲覧できます。全ユーザー向けにインストールされたプログラムは全ユーザーが利用可能です。
通常のWindows Serverライセンスでは、2アカウントまで同時ログインが可能です。これを超えて新たに接続すると、先に接続していたユーザーが切断されます。ユーザーアカウントの作成数に制限はありません。
ユーザー管理画面へのアクセス
ユーザーアカウントの管理はコントロールパネルの設定から行います。Windowsサーバーのスタートメニューを開き、コントロールパネルを選択してください。次にユーザーアカウントを選ぶとサブメニューが表示されます。
再度、メニューからユーザーアカウントを選択すると、ユーザーアカウントの概要画面に移動します。
概要ページで別のアカウントの管理を選択すると、主にユーザー管理を行うアカウント管理画面にアクセスできます。
これでWindowsサーバーのユーザー管理ができる状態です。次のセクションから、やりたい操作に応じて進めてください。
新規ユーザーの作成
ユーザー作成を始めるには、アカウント管理画面のユーザーアカウントの追加を選択します。
画面にアカウント情報入力フォームが表示されます。ユーザー名、パスワード、パスワードのヒントを入力してください。パスワードは強力なものを設定しないとエラーになることがあります。
入力が完了したら「次へ」を押して新規ユーザーを作成します。
最後に、新規ユーザーをリモートデスクトップ接続リストに追加して、RDP接続を許可する必要があります。コントロールパネルに戻り、システムとセキュリティを開きます。
ここでリモートアクセスの許可を選択し、新しいメニューを開きます。
メニュー下部の**ユーザーの選択...**を押すと、現在リモートデスクトップアクセスが許可されているユーザー一覧が表示されます。
表示されたメニューで**追加...を選択し、さらに詳細設定...**をクリックします。
ウィンドウが拡張されるので、今すぐ検索ボタンを押してユーザー一覧を取得し、新規ユーザー(例:ZAP-Docs)を探します。
ユーザーを選択し、OKを押してすべてのメニューを閉じて変更を確定してください。
これで新規ユーザーがリモートデスクトップアクセス可能な状態で作成されました。新ユーザーの資格情報でRDP接続を試して、正常に動作するか確認しましょう。
ユーザーの管理
アカウント管理画面から、管理したいユーザーを選択して簡単に操作できます。
ユーザー管理を行うには、メインのAdministratorアカウントか、管理者権限を持つユーザーでログインしている必要があります。これにより必要な権限が付与されます。
この画面で、ユーザー名の変更、パスワードリセット、アカウントタイプの変更、ユーザー削除など様々な管理操作が可能です。