専用サーバー:Windows Server 2019のインストール
はじめに
このガイドでは、専用サーバーにWindows ServerのOSをインストールし、設定する手順をステップバイステップで解説します。指示に沿って進めることで、OSを確実にセットアップし、最大限に活用できるようになります。
本ガイドのセットアップ手順とデモはWindows Server 2019をベースにしています。古いOSバージョンでは構成や見た目が異なる場合がありますが、基本的な流れは同じです。
Microsoftの最新Windows Serverバージョンは2025です。長期プロジェクトには最新バージョンの利用をおすすめします。
古いWindows Serverバージョンのサポートは順次終了します。2019バージョンのサポート期限は以下の通りです:
- アクティブサポート終了:2024年1月9日
- セキュリティサポート終了:2029年1月9日
準備
OSのインストールと設定には、まず対応するOSのISOをマウントする必要があります。マウント方法は以下の3つがあります:
- 初期セットアップ時のマウント
- iLO経由でのマウント(Virtual Media)
- iLO経由でのマウント(リモートコンソール)
ISOファイルのマウントに慣れていない場合は、初期セットアップやOwn ISOガイドを参照するのがベストです。
インストール
Windows Serverをインストールするには、ISOファイルが必要です。弊社のウェブインターフェースから希望のWindowsバージョンを選択できます。または、独自のISOファイルを使うことも可能です。その場合はOwn ISOガイドをご覧ください。
リモートコンソールにこの画面が表示されたら、ISOの読み込みが成功しています。セットアップを開始しましょう。 言語を選択し、「次へ」をクリック。
「今すぐインストール」を押してセットアップを開始。
Windowsはプロダクトキーの入力を求めます。お持ちの場合は入力してください。
弊社ではWindowsライセンスの販売はしていません。キーはご自身でご購入ください。
Windowsのプロダクトキーは各種オンラインショップで購入可能です。購入時はご自身のWindowsバージョンに合った有効なキーか必ず確認してください。Windows Server 2019には通常版とDatacenter版など複数のエディションがあります。 不明な場合は「プロダクトキーがありません」を選択し、後からキーを追加することも可能です。
インストールしたいバージョンを選択してください。 後から変更できないので、間違いのないように注意しましょう。 「(Desktop Experience)」付きのバージョンを選ばないと、Windowsはシェルベースになります。 選択したら「次へ」で進みます。
利用規約に同意し、「次へ」をクリック。
Windowsの新規インストールを行う場合は「カスタム」を選択。例えば2016から2019へのアップグレードなら「アップグレード」を選びます。
次に専用サーバーのパーティションを作成します。通常はまだパーティションはありません。もしあれば選択して「削除」を押してください。
複数の小さいパーティションを作るか、大きなパーティション1つにするか選べます。小さいパーティションを作る場合でも、メインのWindowsパーティションは最低50GBは確保するのがおすすめです。 「新規」をクリックしてパーティションを作成。
大きなパーティション1つで良ければ「適用」を押すだけでOK。セットアップが自動で最大サイズを割り当てます。
Windowsはシステム用に小さなパーティションを自動で作成します。「OK」を押して承認。
パーティション設定に問題なければ、Windowsをインストールするパーティションを選択し「次へ」をクリック。 セットアップが自動で進みます。数分かかるので完了まで待ちましょう。
設定
セットアップ完了後、Windowsはパスワード設定を求めます。
希望のパスワードを設定してください。
特殊文字を含む強力なパスワードを推奨します。
パスワードを忘れると復旧できないので、必ずメモを残してください。
パスワード設定後、Windowsのロック画面が表示されます。
Windowsにログインするには、リモートコンソールから CTRL + ALT + DELETE を押します。
(Javaコンソールの「キーボード」から簡単に操作可能)
設定したパスワードでログインしましょう。
次にリモートデスクトップを有効化します。これで簡単にサーバーへ接続可能に。 エクスプローラーを開き、「PC」を右クリック。
「プロパティ」を選択。
「リモートの設定」を開く。
ファイアウォールの警告は「OK」で承認し、「適用」をクリック。
パソコンのリモートデスクトップを開き、ZAPのインターフェースのIPアドレスを入力。 ユーザー名は常に「Administrator」、パスワードは先ほど設定したものです。
証明書警告は無視してOK。「今後このコンピューターへの接続で確認しない」にチェックを入れて「はい」を押します。
リモートデスクトップ接続が確立され、専用サーバーを使えるようになります。 ネットワーク設定はDHCPで自動適用されるため、追加設定は不要です。
質問やトラブルがあれば、いつでもサポートに相談してくださいね!
まとめ
おめでとうございます!専用サーバーにWindows Server 2019のOSを無事インストールできました。何かあれば、毎日対応しているサポートチームまでお気軽にお問い合わせくださいね 🙂