専用サーバー:Windows Server 2016のインストール
はじめに
このガイドでは、専用サーバーにWindows ServerのOSをインストールし、設定する手順をわかりやすく説明します。手順をしっかりと守って、OSを正しくセットアップし、最大限に活用しましょう。
本ガイドのセットアップ手順と画面はWindows Server 2016(2019年版の見た目とほぼ同じ)をベースにしています。古いOSバージョンでは構成や見た目が異なる場合がありますが、基本的な流れは同じです。
Microsoftの最新Windows Serverバージョンは2025版です。長期プロジェクトには最新バージョンの利用をおすすめします。
古いWindows Serverバージョンのサポートは順次終了します。2016版のサポート期限は以下の通りです:
- アクティブサポート終了:2022年1月11日
- セキュリティサポート終了:2027年1月12日
準備
OSのインストールと設定には、まず対応するOSのISOをマウントする必要があります。マウント方法は主に以下の3つです:
- 初期セットアップ時のマウント
- iLO経由でのマウント(Virtual Media)
- iLO経由でのマウント(リモートコンソール)
ISOファイルのマウントに慣れていない場合は、初期セットアップやOwn ISOガイドを参考にしてください。
インストール
Windows Serverをインストールするには、まずISOファイルが必要です。弊社のウェブインターフェースから希望のWindowsバージョンを選択できます。もちろん、自分で用意したISOファイルを使うことも可能です。その場合はOwn ISOガイドをご覧ください。
リモートコンソールにこの画面が表示されたら、ISOの読み込みが成功しています。セットアップを開始しましょう。 言語を選択して「次へ」をクリック。
「今すぐインストール」を押してセットアップを開始。
Windowsはプロダクトキーの入力を求めます。お持ちの場合は入力してください。
当社ではWindowsライセンスの販売はしていません。キーはご自身でご購入ください。
Windowsのプロダクトキーは各種オンラインショップで購入可能です。購入時はご自身のWindowsバージョンに合った有効なキーかどうかを必ず確認してください。例えばWindows Server 2019には通常版とDatacenter版の2種類があります。 キーがわからない場合は「プロダクトキーがありません」を選択し、後から追加することも可能です。
インストールしたいバージョンを選択してください。 後から変更できないので、間違いのないように注意しましょう。 「(Desktop Experience)」付きのバージョンを選ばないと、Windowsはシェルベースになります。 選択したら「次へ」をクリック。
利用規約に同意し、「次へ」を押します。
Windowsの新規インストールを行う場合は「カスタム」を選択。例えば2016から2019へのアップグレードをしたい場合は「アップグレード」を選びます。
次に専用サーバーのパーティションを作成します。通常はまだパーティションは作成されていません。もしあれば選択して削除してください。
複数の小さいパーティションを作ることも、大きな1つのパーティションにすることも可能です。小さいパーティションを作る場合でも、メインのWindowsパーティションは最低50GBは確保することをおすすめします。 「新規」をクリックしてパーティションを作成。
大きな1つのパーティションにしたい場合は「適用」を押すだけでOK。セットアップが自動で最大サイズを割り当てます。
Windowsは小さなシステムパーティションを必要とします。表示されたら「OK」を押して承認。
パーティション設定に問題なければ、Windowsをインストールするパーティションを選択し「次へ」をクリック。 Windowsセットアップが自動でインストールを進めます。数分かかるのでしばらく待ちましょう。 セットアップ完了まで特に操作は不要です。
設定
セットアップが完了すると、Windowsはパスワード設定を求めます。
ここで希望のパスワードを設定してください。
特殊文字を含む強力なパスワードを推奨します。
パスワードを忘れると復旧できないので、必ずメモを残してください。
パスワード設定後、Windowsのロック画面が表示されます。
Windowsにログインするには、CTRL + ALT + DELETE
キーを押します。リモートコンソールから簡単に操作可能です。(Javaコンソールの「Keyboard」から操作できます)
設定したパスワードでログインしましょう。
次にリモートデスクトップを有効化します。これで簡単にサーバーへ接続可能になります。 エクスプローラーを開き、「PC」を右クリック。
「プロパティ」を選択。
「リモートの設定」を開きます。
表示されるファイアウォールの警告は「OK」で承認し、「適用」を押します。
お使いのPCでリモートデスクトップを開き、ZAPのインターフェースのIPアドレスを入力。 ユーザー名は常に「Administrator」、パスワードは先ほど設定したものです。
証明書警告は無視してOKです。「今後このコンピューターへの接続で確認しない」にチェックを入れ、「はい」を押して完了。
これでリモートデスクトップ接続が確立し、専用サーバーを操作できます。 ネットワーク設定はDHCPで自動的に適用されるため、追加設定は不要です。
質問やトラブルがあれば、いつでもサポートチームに相談してくださいね!
まとめ
おめでとうございます!専用サーバーにWindows Server 2016のインストールが無事完了しました。何かあれば、毎日対応しているサポートチームまでお気軽にお問い合わせくださいね!🙂