専用サーバー:Pythonのインストール
はじめに
このガイドでは、Pythonランタイムとvenvのインストール手順を紹介します。これらのコマンドはSSH経由で実行する必要があります。サーバーへのSSH接続方法がわからない場合は、初回アクセス(SSH)ガイドを参考にしてください。
準備
サーバーに何かをインストールする前に、OSに対応したアップデートコマンドを実行してサーバーのセキュリティを保つことをおすすめします。
- Ubuntu & Debian
- CentOS
- OpenSUSE
- Fedora
sudo apt update
sudo yum update
sudo zypper update
sudo dnf update
インストール
ほとんどのLinuxディストリビューションにはPythonがプリインストールされていますが、バージョンが古かったり、一部のパッケージがインストールされていない場合があります。python3 --versionでPythonがインストールされているか確認し、以下のコマンドでランタイムを更新またはインストールしてください。
- Ubuntu & Debian
- CentOS
- OpenSUSE
- Fedora
// バージョン確認
python3 --version
// ランタイムの更新 / インストール
sudo apt install python3
// バージョン確認
python3 --version
// ランタイムの更新
sudo yum install python3
// バージョン確認
python3 --version
// ランタイムの更新
sudo zypper install python3
// バージョン確認
python3 --version
// ランタイムの更新
sudo dnf install python3
コードの実行
Pythonがサーバーにインストールされたので、Pythonプログラムの実行を始めましょう。
インタープリター モード
python3コマンドを実行するとPythonインタープリターが起動します。>>>の後に有効なPythonコードを書き、Enterを押すと実行されます。終了するにはexit()を入力してください。
.pyファイルの実行
.pyファイルを実行するには、python3 [ファイル名].pyコマンドを使います。[ファイル名]は実行したいファイルのパスに置き換えてください。
多くのオンラインで見つかるプログラムは、python3 main.pyで実行できます。main.pyはPythonプログラムの一般的なエントリーポイントだからです。
仮想環境
Pythonプログラムを書くとき、pipから外部パッケージをインストールする必要があるかもしれません。これらはグローバルにインストールしてすべての.pyスクリプトで使うこともできますが、仮想環境(venv)を作成することもできます。
venvの作成
まず、cdでvenvを作成したいフォルダに移動し、準備ができたらpython3 -m venv .を実行します。これで現在の場所に必要なファイルがインストールされます。
有効化と無効化
venv内でpip installなどのコマンドを実行するには、source /bin/activateでvenvを有効化します。これでコンソールはvenv内で動作し、スクリプトはローカルにインストールされたパッケージのみアクセス可能になります。
作業が終わったら、deactivateコマンドでvenvを無効化して元に戻れます。