専用サーバー:LinuxでPlexをセットアップ
はじめに
Plexは、映画、テレビ番組、音楽、写真などのメディアコンテンツを一元管理・ストリーミングできるプラットフォームです。Plexメディアサーバーを使えば、ライブラリを整理し、メタデータを自動で付加し、ローカルネットワークやインターネット経由で様々なデバイスにストリーミングできます。これにより、個人のメディアコレクションを手軽かつ便利に楽しめる柔軟なソリューションとなっています。
自分でこのサービスをホスティングしようと考えていますか?セットアップから設定まで、必要なポイントをすべて丁寧に解説します。
前提条件
Plexをインストールする前に、スムーズな導入と最適なパフォーマンスを確保するために、ホスティング環境が以下の要件を満たしていることを確認してください。
ハードウェア | 最低要件 | ZAP-Hosting推奨スペック |
---|---|---|
CPU | 4 vCPUコア | 8 vCPUコア |
RAM | 4 GB | 8 GB |
ディスク容量 | 25GB | 25 GB |
ソフトウェアは必要な依存関係がすべてインストールされていること、対応OS上で動作していることが必要です。インストール前に以下の要件を満たしているか必ずチェックしてください:
依存関係: なし
対応OS: Ubuntu (16.04+) / Debian (8+) - Intel/AMD 64ビット
依存関係が揃っていること、正しいOSバージョンを使用していることを確認し、Plexインストール時の互換性問題を避けましょう。
インストール
公式PlexメディアサイトからLinux版Plexメディアサーバーの最新版をダウンロードできます。64ビット版を使うことで、最新のLinuxディストリビューションとの互換性が保証されます。以下のコマンドで.deb
ファイルをダウンロードしましょう。
wget https://downloads.plex.tv/plex-media-server-new/1.42.1.10060-4e8b05daf/debian/plexmediaserver_1.42.1.10060-4e8b05daf_amd64.deb
ダウンロード後、インストーラーを実行してPlexメディアサーバーをセットアップします。インストール後の設定はブラウザのウェブインターフェースで行い、ライブラリ作成やメディア管理が可能です。以下のコマンドでインストールを開始してください:
sudo dpkg -i plexmediaserver_1.42.1.10060-4e8b05daf_amd64.deb
Plexメディアサーバーのセットアップは、インストールした同じマシンでブラウザを開き、http://127.0.0.1:32400/web
にアクセスします。この段階で、既存のPlexアカウントでログインするか、まだ持っていなければ新規作成を求められます。
このログインは、サーバーを個人アカウントに紐づけるために必要で、リモートアクセスやユーザー管理、デバイス間同期などの機能を利用可能にします。認証が完了すると、自分専用のPlexメディア環境に入れます。ここから映画、テレビ番組、音楽、写真のライブラリを作成し、メタデータを自動取得、ローカルネットワークやインターネット経由で他のユーザーとコンテンツを共有できます。
セットアップ後は、ブラウザでhttp://<ip-address>:32400
にアクセスすれば外部からもPlexメディアサーバーに接続可能です。<ip-address>
はサーバーのパブリックIPアドレスに置き換えてください。
ポート32400はPlexのウェブアクセス用のデフォルトポートで、インターネット経由で接続する場合はファイアウォールやルーターで許可する必要があります。
アクセスするとPlexのログインページにリダイレクトされ、ライブラリや設定の管理ができます。安全な外部アクセスには、Plex設定でリモートアクセスを有効にすることをおすすめします。これにより暗号化接続が確立され、トラフィックはPlexサービス経由で中継されます。
まとめと追加リソース
おめでとうございます!これで専用サーバーにPlexを無事インストール・設定できました。サーバー設定の参考になる以下のリソースもぜひチェックしてみてください。
- Plex.com - 公式サイト
- support.plex.tv/articles/ - Plexヘルプセンター(ドキュメント)
ここにない具体的な質問があれば、いつでもお気軽にサポートチームへお問い合わせください。毎日対応しているので安心です!🙂