専用サーバー:ゲームサーバー/TS3インターフェース
はじめに
ゲームサーバー製品が好みや期待に合わない場合や、別の形でサービスが必要な場合、VPSや専用サーバーの利用がより良い選択になることが多いです。ただし、すべてのサービスが自動化されていたり、プリインストールされているわけではないため、ゲームサーバー、Teamspeak 3サーバー、ミュージックボットなどのサービスは自分でセットアップする必要があります。
この問題を解決するために、LinuxベースのVPSや専用サーバー向けに便利なソリューションを開発しました。いわゆるゲームサーバー/Teamspeak 3サーバーインターフェース(GS/TS3インターフェース)です!
利用シーン
使いやすいGS/TS3インターフェースを使えば、LinuxベースのVPSや専用サーバーにTeamspeak 3やその他の選択されたゲームサーバーサービスを数クリックでインストールできます。インストールに事前知識は不要です。必要なパッケージ、サーバーファイル、実際のインストール作業はすべて自動化されているので、時間と手間を大幅に節約できます。
GS/TS3インターフェース機能は以下のOSで利用可能です:
- Debian: 10, 11, 12
- Ubuntu: 20.04, 22.04
(*) 近い将来、他の新しいOSやバージョンも対応予定です。
対応サービス&ゲーム
GS/TS3インターフェースはゲームサーバー、ボイスサーバー、ミュージックボットのセットアップをサポートしています。弊社のゲームサーバー製品で提供しているほとんどのゲームはGS/TS3インターフェースでも利用可能です。これはLinuxで稼働しているゲームすべてに当てはまります。Windows OSで動作するゲームは残念ながらインストールできません。そういった場合は、ゲームがLinuxサーバーバージョンをサポートしていれば手動インストールのみ可能です。
| サービス | 対応状況 |
|---|---|
| ゲームサーバー | ✔️ |
| ボイスサーバー | ✔️ |
| ミュージックボット (Sinusbot) | ✔️ |
インストールと設定
GS/TS3インターフェースをインストールするには、製品のサーバー管理画面のナビゲーションパネルから 設定 を開き、サブメニューの ゲームサーバー / TS3 をクリックします。
初めてGS/TS3インターフェースを呼び出すと、使いやすいセットアップアシスタントにリダイレクトされます。インターフェースをセットアップしサーバーと連携させるには、対応OSを選択しrootユーザーのログイン情報を入力してください。
サーバーとウェブサイトの連携が成功すると、GS/TS3インターフェースが作成されます。
注意:インターフェースが完全にインストールされるまで処理を進めないでください。進捗バーが消え、必要なパッケージごとに「Missing」ではなく「Installed」と表示されていればインストール成功のサインです。
ゲームサーバーの作成
GS/TS3インターフェースの作成とインストールが完了していれば、サービスのセットアップを開始できます。ゲームサーバーのインストールは、ゲームサーバーカテゴリの ゲームサーバーをインストール ボタンから行います。
次のステップでは、希望のゲームサーバーのIPアドレス(サーバーに複数IPがある場合)を選択できます。ポート、スロット数、RAMブーストも個別に指定可能です。
すべての情報が正しく、条件に合っているか確認してください。設定が完了したら「今すぐゲームサーバーをインストール」をクリックしてインストールを開始します。指定通りにゲームサーバーがセットアップされ、すぐに利用開始できます。作成したゲームサーバーはリストで確認・呼び出し可能です。
これでゲームサーバーの管理画面に入れます。設定のナビゲーションパネル内のゲームから、サーバーにインストールしたいゲームを選択できます。
ここにはサーバーにインストール可能なゲームの一覧が表示されます。例としてMinecraft: Paperspigotのゲームパッケージをインストールします。希望のゲームを選択し、緑のボタンをクリックしてインストールを開始してください。
必要条件の概要が表示されます。すべての条件を満たしていれば、同意してインストールボタンで処理を確定できます。
ゲームによってはセットアップに時間がかかる場合があります。進捗はステータス表示で確認可能です。完了後、ゲームサーバーを起動してゲーム内で接続できます!
ボイスサーバーの作成
**ボイスサーバー(Teamspeak 3サーバー)**のインストールもゲームサーバーと似ています。まず再度「ゲームサーバー / TS3」をクリックしてください。このセクションにある ボイスサーバーをインストール をクリックするとTeamspeak 3サーバーのインストールが始まります。
次に、Teamspeak 3サーバーのIPアドレス、ポート、スロット数など希望の設定を指定できます。必要情報を入力したら、今すぐボイスサーバーをインストールをクリックしてインストールを完了させてください。
すべての情報が正しく条件に合っているか確認してください。設定が完了したら、今すぐTeamspeak 3/5サーバーをインストールをクリックしてインストールを開始します。インストール済みのTeamspeak 3サーバーはボイスサーバー一覧で確認・クリックできます。
注意:ここでインストールされるのがTeamspeak 3サーバーのインスタンスです。
インストール済みTeamspeak 3サーバーのインスタンス画面に入り、開始ボタンをクリックしてインスタンスを起動できます。
メニューの仮想サーバーをクリックすると、インスタンスにインストールされているすべてのTeamspeak 3サーバーが一覧表示されます。各Teamspeak 3サーバーのインターフェースを呼び出すには「目」アイコンをクリックしてください。
Teamspeak 3サーバーのインターフェースでは、サーバーの個別設定や管理に必要な情報やオプションがすべて揃っています。例えば「認証キー」タブでは、サーバーの管理者権限を付与するトークンを作成可能です。これによりユーザー管理やサーバーアクセスを完全にコントロールできます。
「設定」メニューでは、サーバー名の変更、アクセス制限用パスワードの設定、ユーザーが入室時に受け取るウェルカムメッセージの登録など、さらに細かいカスタマイズが可能です。
Teamspeak 3サーバーにはデフォルトでライセンスがインストールされていません。そのため、最大32スロットのTeamspeak 3サーバーのみ利用可能です。より多くのスロットや追加機能を使いたい場合は、Teamspeakから対応ライセンスを購入してください。
まとめ
おめでとうございます!GS/TS3インターフェースのインストールと設定が無事完了しました!もし質問や問題があれば、毎日対応しているサポートチームまでお気軽にお問い合わせください!