CS2: CSTV
はじめに
CSTVは、ゲームを少し遅延させてライブ配信する機能を提供します。これにより、ゲームに参加していない外部の人もサーバー上の状況をリアルタイムで追えます。この技術は有名なカウンターストライクの大会でも使われており、観客が試合の様子を楽しめるようになっています。さらに、配信は自動で録画もできるので、後から何度でも試合を見返せます。
有効化
CSTVサービスの有効化はserver.cfg設定ファイルで行います。以下のコマンドを追加してください:
tv_enable 1
tv_delay 90
tv_advertise_watchable 1
設定
上記のコマンドはCSTVマスターサーバーを有効化しアクセス可能にするため必須です。さらに高度な設定用のコマンドは以下の通りです:
コマンド | 説明 |
---|---|
tv_allow_camera_man "0|1" | 観戦者がカメラマンとして操作可能にする |
tv_allow_static_shots "0|1" | 固定方向のカメラで撮影する設定 |
tv_autorecord "0|1" | 全試合をCSTVデモとして自動録画。デモファイル名はauto-YYYYYMMDD-hhmm-map.dem形式 |
tv_autoretry "0|1" | ネットワークタイムアウト後に再接続を試みる |
tv_chattimelimit "seconds" | 視聴者のチャット書き込みをx秒ごとに制限 |
tv_debug "0|1" | CSTVのデバッグ情報を表示 |
tv_delaymapchange "0|1" | 配信完了までマップ変更を遅延させる |
tv_maxclients "n" | CSTVサーバーの最大クライアント数 |
tv_maxrate "n" | 最大許容CSTV視聴者帯域幅、0は無制限 |
tv_msg "text" | すべての視聴者にメッセージを送信 |
tv_name "name" | CSTVのホスト名。サーバーブラウザやステータスバーに表示される名前を定義 |
tv_nochat "0|1" | CSTVチャットの有効/無効 |
tv_password "password" | CSTV配信をパスワードで保護 |
tv_record "filename" | CSTVデモの録画を開始 |
tv_stop | CSTV配信を停止 |
tv_stoprecord | CSTVデモの録画を停止 |
tv_title | CSTV配信のタイトルを定義 |
接続方法
サーバーで機能が有効化されていれば、サーバーのIPアドレスとCSTV用ポートでアクセス可能です。ゲーム内のコンソールから以下のコマンドで接続します:
connect SERVERIP:27020
手動・自動録画されたデモはCS:GOサーバーのメインディレクトリ(/gxxxxx/cs2/game/csgo)に保存されます。FTPアクセスでダウンロード可能です。FTPアクセス方法がわからない場合は、こちらのガイドを参考にしてください:FTPアクセス方法。
ゲーム内のデモ再生機能で、ダウンロードしたデモをLoadから選択し、Playボタンで再生できます。