Counter-Strike 1.6: FastDLの設定
はじめに
FastDL(Fast Download)は、マップやサウンド、モデルなどのカスタムコンテンツをゲームサーバーではなく外部のHTTPウェブサーバーから配信する方法です。これによりプレイヤーのダウンロード速度が向上し、ゲームサーバーの負荷も軽減されます。
FastDLを使うには、公開されているHTTPウェブサーバーが必要です。おすすめはゲームコンテンツ配信に最適なZAP-Hostingのホスティングパッケージです。このガイドではZAPのホスティングを使ったFastDLの設定方法を解説します。
必要なもの
ZAP-Hostingで稼働中のCounter-Strike 1.6ゲームサーバーと、追加のホスティングパッケージが必要です。ゲームサーバーとホスティングの両方でFTPアクセスまたはファイルマネージャーへのアクセスが可能であることが条件です。
ゲームサーバー側では配信したいファイル(.bsp
マップ、サウンドファイル、モデルなど)がすでに正しいフォルダ構成で整理されている必要があります。ホスティング側でも同じフォルダ構成を再現することでFastDLが正常に機能します。
ホスティングの準備
FastDL用ファイルの管理・アップロードには、ZAPホスティングのファイルマネージャーの利用を推奨します。ウェブパネルのホスティング > ファイルマネージャーから直接アクセス可能です。
ホスティングのルートディレクトリにfastdl
というフォルダを作成し、その中にmaps
やsound
、models
など配信したいコンテンツに合わせたサブフォルダを作成します。フォルダ構成はCounter-Strike 1.6ゲームサーバーのものと完全に一致させてください。
アップロード前に、ファイルは**.bz2
形式(bzip2圧縮)に圧縮**しておく必要があります。Sourceエンジン系ゲームではこの形式での配信が必須です。例えばマップファイルcustom_map.bsp
はcustom_map.bsp.bz2
としてアップロードします。
FastDL用ファイルの圧縮には7-Zipなどのツールが便利です。ファイルを右クリックして**7-Zip > 圧縮してアーカイブに追加...**を選び、アーカイブ形式にbzip2
を指定してOKを押すだけで圧縮できます。
圧縮ファイルを適切なフォルダにアップロードしたら、すべてのフォルダとファイルに正しい読み取り権限が設定されているか確認しましょう。ファイルマネージャーで権限の調整が可能です。
アップロードと権限設定が完了すると、FastDLコンテンツは以下の公開URLからアクセス可能になります:
https://[あなたのドメイン名].zap.cloud/fastdl/
ブラウザでこのURLを開き、ファイルが見えるかどうかを確認してみてください。
ゲームサーバーの設定
ZAPのゲームサーバー管理画面で、Configsページからserver.cfg
を開き、以下の設定を追加します:
sv_downloadurl "https://[あなたのドメイン名].zap.cloud/fastdl/"
sv_allowdownload 1
sv_allowupload 0
FastDLのURLはホスティングのフォルダ構成と完全に一致していることを必ず確認してください。設定を保存したらゲームサーバーを再起動して反映させましょう。
まとめ
ZAPのホスティングを使えばFastDLは簡単かつ確実に設定できます。これによりカスタムコンテンツの高速配信が可能になり、Counter-Strike 1.6サーバーを利用するすべてのプレイヤーの体験が向上します。
質問やサポートが必要な場合は、いつでもお気軽にサポートチームまでお問い合わせくださいね!🙂