Arma Reforger: RCON
はじめに
RCON(リモートコンソール)は、ゲームサーバーをリモートで操作するためのネットワークプロトコルです。サーバー環境に直接アクセスせずにコンソール操作が可能で、管理コマンドの実行や設定パラメータの調整、サーバーステータスの取得などが行えます。
Arma Reforgerでは、RCONを使ってプレイヤー管理やゲームプレイ設定の変更、診断情報の取得などのサーバー側コマンドを実行します。接続はパスワードで保護され、指定されたポートを通じて対応するRCONクライアントからアクセス可能です。
RCONの大きなメリットは、プレイヤーとしてゲームに接続しなくてもサーバー管理ができること。サーバー管理者は外部ツールやコマンドライン、ウェブのダッシュボードからArma Reforgerを監視・操作でき、リモート運用に柔軟性と利便性をもたらします。
設定方法
RCONを使うには、まず有効化と設定が必要です。これはゲームサーバーの管理パネル内のConfigsにある設定ファイルを編集して行います。BEServer_x64.cfgというファイルに、以下の項目を追加または修正してください:
RConPort XXXXX
RConPassword define-your-password
割り当てられたRCONポートは設定ページ下部のポート一覧で確認でき、そこに指定する必要があります。
RCON接続方法
Arma ReforgerサーバーへRCON接続するには、BattleWardenというツールを使います。公式サイトのこちらからダウンロード可能です。PCにインストール後、新しい接続プロファイルを作成します。必要な情報は以下の通り:
- サーバーのIPアドレス
- RCONポート
- RCONパスワード
接続が確立すると、グラフィカルインターフェースからRCONコマンドを実行できます。ゲームの統合状況によっては、プレイヤーリストやライブチャット、コマンド履歴などの追加機能も利用可能です。
RCONコマンド一覧
RCON接続後は、Arma Reforgerサーバー上で様々な管理・診断コマンドを実行できます。利用可能なコマンドはゲームエンジンによって異なりますが、主にプレイヤー管理、状態確認、サーバー制御に関するものが多いです。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
#login <password> | サーバー管理者としてログイン |
#logout | 管理者権限をログアウト |
#mission <missionName> | 新しいミッションをサーバーで開始 |
#missions | 選択可能なミッション一覧を表示 |
#restart | 現在のミッションを再起動 |
#reassign | 全プレイヤーを役割割り当てに戻す |
#kick <playerID> | プレイヤーをキック(追放) |
#exec ban <playerID> | プレイヤーをBAN(禁止) |
#exec unban <playerID> | プレイヤーのBANを解除 |
#shutdown | サーバーをシャットダウン |
まとめ
RCONはArma Reforgerゲームサーバーのリモート管理に欠かせないツールです。パスワード認証によるアクセス制御を備え、管理機能へ迅速かつ直接的にアクセス可能。適切かつ安全な設定がサーバーの安定稼働と不正アクセス防止の鍵となります。
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