7 Days to Die: RCON
はじめに
RCON(リモートコンソール)は、ゲームサーバーをリモートで操作するためのネットワークプロトコルです。サーバー環境に直接触れることなくコンソールにアクセスできるため、管理コマンドの実行や設定パラメータの調整、サーバーステータスの取得が可能になります。
7 Days to Dieでは、RCONを使ってプレイヤー管理やゲームプレイ設定の変更、診断情報の取得などのサーバー側コマンドを実行します。接続はパスワードで保護されており、指定されたポートを通じて対応するRCONクライアントからアクセスできます。
RCONの大きなメリットは、プレイヤーとしてゲームに接続しなくてもサーバー管理ができることです。サーバー管理者は外部ツールやコマンドライン、ウェブダッシュボードから7 Days to Dieを監視・操作できるため、リモート運用に柔軟性と利便性をもたらします。
設定方法
RCONを使うには、まず有効化と設定が必要です。これはゲームサーバーの管理画面で行います。設定セクションにあるRCONオプションをオンにし、安全なパスワードを設定、さらに有効なポート番号を指定してください。
割り当てられたRCONポートは、設定ページ下部のポート一覧で確認できます。
また、RCONを使うにはゲームサーバー管理パネルのConfigs内にある設定ファイルを編集する必要があります。serverconfig.xmlファイルに以下のエントリを追加または修正してください:
<property name="TelnetPassword" value="ここにパスワードを設定"/>
割り当てられたRCONポートは、設定ページ下部のポート一覧で確認し、必ず指定してください。
RCON接続方法
7 Days to DieサーバーへRCONで接続するには、コマンドラインツールのrcon-cliを使います。公式のGitHubリポジトリからダウンロード可能です。ツールをPCにインストールしたら、サーバーのIPアドレス、RCONポート、パスワードを使って接続します。
割り当てられたポートはゲームサーバー管理画面の設定ページ下部のポート一覧で確認できます。パスワードとポートはパネルや設定ファイルで設定したものと一致させてください。以下のコマンドで接続し、直接コマンドを実行できます:
rcon-cli -a <IP>:<PORT> -p <PASSWORD> -t telnet コマンド
RCONコマンド一覧
RCON接続後は、7 Days to Dieサーバー上で様々な管理・診断コマンドを実行可能です。利用できるコマンドはゲームエンジンによりますが、主にプレイヤー管理、状態確認、サーバー制御に関するものが含まれます。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
dm または debugmenu on | デベロッパーモードを有効化 |
giveme <ItemName> <count> | 指定アイテムを自分に付与 |
buffplayer <ID> <buff> | プレイヤーにバフを付与 |
tele <x> <y> <z> | 指定座標へテレポート |
settime <seconds> | ゲーム内時間を設定 |
setgameday <day> | 現在のゲーム日数を設定 |
spawnentity <ID> | 指定IDのエンティティをスポーン |
kick <player> | プレイヤーをサーバーからキック |
ban <address> | IPまたはプレイヤーをBAN |
saveworld | ワールドの状態を手動で保存 |
まとめ
RCONは7 Days to Dieゲームサーバーのリモート管理に欠かせないツールです。管理機能へ素早く直接アクセスでき、パスワード認証によるアクセス制御も備えています。適切かつ安全な設定がサーバーの安定稼働と不正アクセス防止に重要です。
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